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REPORT
2003年6月17日
ミュージカル「シカゴ」
赤坂ACTシアターにて
宣伝のビジュアルに誘われてさっそくチケットを手に入れ、映画は見ずにほとんど予備知識なしで見に行きました。
ゴージャスな舞台を想像していましたが、わりあいにシンプルな表現で、日本の小劇場の芝居にどこか通じるノリで、人間のエゴやみっともなさといったものを、シニカルにコミカルに描いたものでした。
刑務所が舞台です。
自分の犯行のいいわけをし、殺されたのは身から出たサビと歌う、服役中の6人の女性殺人犯達。
自分に良くすれば私も良くすると、裏取り引きをさそう、女看守。
金もダイヤも酒もタバコもいらない、必要なのは愛だけと歌い、しかしその言葉とは裏腹に実は法外なギャラを要求する色男悪徳弁護士。
そんな登場人物達が中心となって、ものがたりは進みます。
女性殺人囚のひとりロキシーは、面会にきたお人好しの夫をまるめこみ金を工面させ、色男悪徳弁護士フリンを雇い、うまくマスコミを誘導して悲劇の殺人犯として新聞に載ります。
新聞に載るのが夢だった、いいえ、ほんとうはレビューダンサーになりたかった、無事出所したら、有名人、スターだ、と浮かれるロキシー。
嫉妬した別の服役囚ヴェルマが、いっしょにショーをしようと誘うが、ロキシーは鼻にかけない。
しかし、マスコミや弁護士フリンの関心が、別のもっと話題性のある事件に移ってしまったため、ロキシーはしかたなくヴェルマと組み、突然倒れ実は妊娠していると嘘をつき、再びまわりの注目と同情を集めるのに成功します。
お人好しの夫エイモスが自分の存在感の薄さを嘆く間にも、ロキシーは、弁護士フリンの計画で、自分が撃ったのは赤ん坊の命を守るためと陪審員に大芝居をうち、無罪になりますが、すでにマスコミはまた別の事件に関心が移っていて、見向きもされず、ロキシーはヴェルマとショーをすることにします。
スキャンダラスな題材を、うまく下品にならずにまとめてあり、出演者のスキルは高かったです。オリジナル版は1975年の作品で、このリメイク版が最初に上演されたのも1996年で、現代の時代背景の中で見るには、少し心理的な距離を感じ、お客さんの反応もおとなしめでしたが、映画との相乗効果のせいかソールドアウトが続出で、追加公演もされるようです。
ミュージカル「シカゴ」HP 終了 |
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