REPORT

2002年3月4日
雅楽演奏会「春燈の遊び(はるともしのあそび)」京都 青蓮院宸殿にて

笙と笛の雅楽ユニット「むすびひめ」による演奏会を聴きに行ってきました。
生で雅楽を聴くのは始めての経験だと思います。
夜6時半から8時くらいまで、障子の戸を開け放った寺院の中での催しでした。
ゲストとして、横山円音さんが歌や琵琶を、「陰陽師」で話題の漫画家、岡野玲子さんが和琴を演奏しました。
漫画家が雅楽のゲストというのは意外ですが、岡野さんは、自らの作品をイメージしたCD、「music for 陰陽師」のプロデュースなどもしており、「陰陽師」にも通じる日本古来の世界観を様々なジャンルで表現している、といったところでしょうか。

途中の拍手さえ禁じられた中、演奏はおごそかに進みます。
笙がこんな鳴り方をするとは知りませんでした。テレビなどで聴いた印象よりも音が強く、空間全体が鳴っているような感じでした。
今回のような音楽は、演奏そのものを聴くというよりも、その演奏によって立ち表れてくる空間を聴く、という印象で、多くの西洋音楽とはありようがだいぶ違います。
京都とはいっても、現代の日本である以上遠くから聞こえてきてしまう車の音が、逆に気になったりもしました。
これが例えば、山の中などのもっと静かなしんとした空間で聴いたら、あるいは、昼間の空気の中で聴いたら、場の雰囲気はまた違ってくるでしょうし、静かな環境での演奏のほうが、
当時に近いのだろうと、そんなことも思いながら聴きました。
むすびひめHP
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